- Date:2008/11/16
- Category:マークアップ
- Author: wonder
オライリーの「HTML&XHTML」を読んだので、HTMLの移り変わりを図にしてみました。
※各バージョンについて、策定・勧告等で年が変わってきますが、おおまかな流れを知るためのものなので、簡略化しています。
※実際にはXMLにもバージョンが存在しますが、割愛しました。
HTMLの始まり
HTMLをはじめすべてのマークアップ言語の基をなっているのはSGMLというメタ言語です。
メタ言語というのは、マークアップ言語の設計図みたいなもの。<h1>で囲まれている文章は、そのページのタイトルだよ、とか、<li>で囲まれたらリストだから文章の前に番号をつけるんだよ、とかそういうことを決めることが出来る言語です。
SGMLは、全てのデータを扱うようなすごい扱いづらいものでした。
そこで、文章や画像、音声を埋め込み、それらをレイアウトし表示する事。また、それぞれの文章をつなぐことができるように「ハイパーリンク(いわゆるリンク)」を取り入れた言語としてHTMLが生まれました。
作った人はティム・バーナーズ=リーさん。まさにインターネットの父。1993年に最初のHTMLが勧告されました。
HTML変革期
HTMLが出来たおかげで一般の人々でも簡単にホームページが作れるようになり、インターネットが爆発的に広まっていきます。HTMLもバージョンをアップしていき、1997年にHTML3.2が勧告されます。ただ、この時代というのはIE(インターネットエクスプロラー)とNN(ネットスケープ)という2大ブラウザが争っている時代で、どちらもより多くのユーザーを獲得したいがために、独自のタグをたくさん作って各ブラウザに搭載してました。おかげで、HTMLを作る人たちはすごい苦労をしていたんですね。
これは、いけないということで、W3C(World Wide Web Consortium / HTMLなんかを管理している団体)が標準化をうながし、HTML4.0が策定されました。その4.0から現在多く使われている4.01へと進化していきます。
XHTMLへの変換
さて、このHTMLなんですがまずはインターネットを広く普及させることが目的だった為、実はあんまり厳格な決まりごとがありませんでした。終了タグを削除しても良かったり、大文字や小文字も同じように扱うことができたり。各ブラウザで独自のタグを作ったりできたのもそのためなんですね。
ただ、W3Cは今後進化していくためにはこれではだめだと思い、新たにXHTMLを2000年に策定します。
XHTMLはHTMLと違って、XMLというものを基に作られています。XMLは、SGMLをもっと簡単にしたメタ言語ではあるんですが、Webアプリケーション間でのデータのやりとりにも使われています。PHP、CGI、Javascript、Flashなんかで簡単にあつかえるつくりなんですね。ということは、XMLで作られているXHTMLも同じようにアプリケーション間でのやりとりに適しているはずです。
W3Cが求めているのはここなんです。今までのHTMLでは各ドキュメントごとで、厳格にタグづけがされていないのでアプリケーション間でやりとりが困難なんです。 XHTMLに移行することで、インターネット上の全てのドキュメントを標準化してあらゆるアプリケーション間でのやりとりが出来るようにしたいんですね。
このW3Cの考えは、2006年ごろから「Web標準」という言葉で徐々に広がっていきました。現在ではだいぶXHTMLを使う人が増えてきましたね。
また、Webブラウザもこの流れに同調して段々格差がなくなってきています。
今後もこのXHTMLを主流にどんどん進化していくことでしょう。
【補足】
えー、実はXHTMLの流れと平行して実はHTML5.0の策定も進んでいます。あれだけ、XHTMLの重要性を説いていたのになんでなんでしょう?
この記事の以下の箇所。
「数年が経過した今となっては、いくつかのことがよりハッキリしてきました。HTMLを徐々に進化させるのは必要です。世の中を一気にXMLにスイッチするという試み――属性値をクオートで囲むだとか、空タグにもスラッシュを付けるだとか、名前空間を使うといったことも含みます――、そうした試みは、まったくうまく行きませんでした。HTMLを作っている多くの人々は、主にWebブラウザが特に不平をいわないからという理由で移行しませんでした」。
W3Cは思ったよりXHTMLへの移行がうまくいかなかったと思っているみたいです。
まあ、確かにWeb制作を仕事にしている人たちはXHTMLへの移行を積極的に取り入れていけますが、その他の多くの一般人はXHTMLに移行するより簡単なHTMLのほうがいいですものね・・。
そこで、HTMLの次バージョンであるHTML5.0を策定して標準化が進んでからXHTMLへ移行しようとしているようです。
大変ですね・・。
以上、このような感じでしょうか。
多少、あいまいな箇所等ありますが、おおまかな流れという意味あいなので、ご容赦下さい。
実は、これを調べるまでは「Web標準」というのは単純に色んなブラウザで同じように表示させるためのものとだけ思っていました。本当の意味での「Web標準」というのは、XMLを基に作成したXHTMLを使って各Webアプリケーション間でのドキュメントのやりとりを円滑にするという意味だったんですねー。勉強になりました。
このまま標準化が進めば、たとえば、XHTML内で<address>タグで囲った部分が、どこかのデータベースに自動的に格納されてあるページで全てのホームページの住所や連絡先が分かってしまうような世界なんかになるんでしょうか・・。すごい近未来になるんでしょうねえ。
逆にそこまで標準化されると今後は、HTMLコーダーなんて必要なくなるかも知れません。ぼくはどうなることやら・・・。
追加修正
このエントリがはてなでブックマークされてしまい、ちょっとびびってます・・。
いろんな方が、ご指摘頂いているとおりおかしな所だらけだと思います。
とりあえず、どうしようもないような箇所のみ修正しました。
- 表中 HTML4.0 ⇒ HTML4.01
- 表中 HTML2.0、HTML3.0は破棄 ⇒ HTML2.0、HTML3.0(破棄)
文章の部分はどうかご容赦下さい。
はてなブックマークでコメントいただいた皆様ありがとうございました。
また、時間をみつけて勉強しなおします。
From: マイクロフォーマットな未来がいいなあ 2008/12/28
[...] 先日の「HTMLの移り変わりを図にしてみた」のエントリで、 たとえば、XHTML内で<address>タグで囲った部分が、どこかのデータベースに自動的に格納されてあるページで全てのホームペ [...]
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From: AdamZP 2008/11/28
гляди! Я ржал - http://ibigdan.livejournal.com/4243319.html - тема дня :))
Фото на тему кризиса..
да, и спасибо за пост) добавил в избранное